脳卒中片麻痺患者の立ち上がりを改善する方法
脳卒中片麻痺患者の立ち上がりは非常に重要であります.
そんな脳卒中片麻痺患者の立ち上がりを改善する方法は
股関節屈曲の可動域を十分に引き出す
であります.
これが非常に重要と感じます.
なぜ股関節屈曲の可動域を引き出すのか?
例えば股関節屈曲可動域が90度以下だったとする.
そうすると座位では骨盤が後傾位を取ることになる.
そのため,上部体幹を前傾したときに股関節で屈曲を作れず,胸椎が屈曲してしまう.
結果
立ち上がりが困難となりやすい.
なぜなら
胸椎の屈曲+骨盤の後傾=後方重心
の公式が成り立つからです.(勝手に作ったよ)
股関節屈曲を引き出すにはどうすればよいか?
そこで股関節屈曲の改善を図るわけだが
股関節屈曲は参考可動域125°となっている.
しかし,純粋に大腿骨頭と臼蓋とがなす可動域は70°と言われています.
では他の55°はどこにいったのかというと
骨盤の動き
つまり
腰椎の動きになるのであります.
つまり
脳卒中片麻痺患者の立ち上がりには
股関節の屈曲が重要である
股関節の屈曲には
腰椎・骨盤帯の動きが重要
つまり
脳卒中片麻痺患者の立ち上がりには
腰椎・骨盤帯の動きが重要になる
になります.
しかしながら
腰椎・骨盤帯の動きは客観的な評価が難しいため
股関節屈曲のROM
を評価して考察していくのが良いのです.
股関節屈曲つまり骨盤の前傾である
股関節の屈曲を引き出すためには
骨盤の前傾を引き出すことにつながる.
股関節の動きは
腰椎・骨盤帯の動きに関与するわけである.
つまりは
骨盤の動きを出すことが治療の肝になりますよ.
今日はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました♡
コメント