触り方のコツ〜モールディングとは?〜

ひとりごと
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モールディングとは?

リハビリでの患者様の触れ方・ハンドリングで

モールディングという言葉があります.

モールディングとは?

主にボバースセラピストが使用するハンドリング時の言葉.

虫様筋握りともいう.

手掌で筋肉を包み込むように把持してハンドリング・操作をすること.

モールディングのコツ

モールディングとは虫様筋握りのことです.

つまり手掌で包み込むように握ります.

コツを4つお示しします.

1. 重力に抗するように触れること

2. 骨から筋肉を離すようにすること

3. 筋肉をまとめ上げるようにすること

4. 筋肉を正しいポジションにすることで筋活動を促すこと

1.重力に抗するように触れること

これは前腕であれば

下から支えるのではなく

上から包み込むようにして把持します

つまり

相手の前腕が自分の把持している部分にもたれないようにガイドします

骨から筋肉を離すようにすること

骨を把持するようにするのではなく

筋肉を介して,筋の圧受容器などレセプターを反応させながら

ハンドリングしていきます.

筋肉をまとめあげるようにすること

触れている筋肉は何筋なのか?

解剖学的な知識をもとにモールディングするべき筋肉をまとめて

筋活動を促します.

筋肉を正しいポジションにして筋活動を促通する

筋肉はたいていマルアライメント(不良姿勢)により

偏っていることが多いです.

そのため,本来の場所で筋力を発揮できずにいることが多いです.

よって,モールディングをして筋をもとの位置に戻してあげることをイメージします.

例えば

上腕二頭筋と上腕三頭筋は

多くの場合,猫背により

肩甲帯が外転しており,上肢全体が内旋位にあることが多いです.

そうすると

本来のポジションよりも

上腕二頭筋は内側に

上腕三頭筋は外側に

偏移していることが臨床上みうけられます.

そのマルアライメントをモールディングにより元の位置に正して

ハンドリング操作,ないしファシリテーションを行っていきます.

モールディングによる評価

モールディングによるハンドリングで何を評価できるか.

それは

プレーシング(滞空)ができるか.反応しているか.

また

筋の粘弾性をみる

手掌による

ハンドリングで筋の反応を追っていく

などがあります.

モールディングのまとめ

リハビリ時の患者様の触れ方のモールディングについてでした.

触れながら

ハンドリング・操作しながら

患者様の反応を常に検知していく.

手掌がセンサーになる.

そんな触れ方のコツとしてモールディングをオススメします.

最後までお読みいただきありがとうございました♡

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