姿勢評価の標準的な見方

リハビリについて
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この記事は

・姿勢評価をどうらよいかわからない

・姿勢の何が標準かわからない

といった疑問に簡単に答えていきます。

姿勢評価~後方からみるチェックポイント~

姿勢評価の後方から見るべき視点・ポイントを列挙します。

重心線はどこを通っているか?

まずは重心線です。

重心がどこを通っているかは観察するべきポイントになります。

  • 頭部:頭蓋骨の正中線を通る
  • 頸部:頸椎の正中線を通る
  • 肩:肩甲骨内側縁からの距離が等しい距離を通る
  • 胸郭:胸椎の正中線を通る
  • 腰部:腰椎の正中線を通る
  • 骨盤:骨盤の正中線を通る
  • 膝:膝関節からの距離が等しい正中を通る
  • 足部:内果の距離が等しい正中を通る

観察ポイント

後方からの観察するポイントを上げていきます。

  • 頭部:回旋していないか・側屈していないか・耳の高さはどうか
  • 頸部:側屈していないか
  • 肩:高さは一緒か
  • 上肢:体幹、体側からの距離が等しいか・手掌の向きは身体側を向いているか・肘の高さ・手関節の高さはどうか
  • 胸郭:肩甲骨と脊柱の距離は4~5センチであるか・肩甲骨は前傾していないか・肩甲骨下角は同じ高さで回旋などしていないか・胸郭は左右対称か
  • 骨盤:PSISは脊椎から等距離で同じ高さか・大転子の高さは同じか
  • 腰部:腰椎は側屈していないか
  • 膝:内反、外反はしていないか・ふくらはぎの大きさはどうか
  • 足部:内、外果の高さは等しいか・アキレス腱は垂直か・踵骨は垂直か・足部はやや外側を向いているか

姿勢評価~側方からのチェックポイント~

続いては側方、矢状面から見るべきチェックポイントをあげます。

まずは重心線です。

重心線はどこを通っているか

側方からは教科書レベルでもかいてありますね。

  • 頭部:耳介を通過する
  • 頸部:頸椎椎体を通過する
  • 肩:肩峰を通過する
  • 胸郭:体幹の中心を通過する
  • 腰部:腰椎の椎体を通過する
  • 骨盤:大転子を通過する
  • 膝:膝関節の前方(膝蓋骨の後方)を通過する
  • 足部:外果のわずかに前方を通過する

膝関節はパテラの後方を、足部は外果のわずか前方を通過することは重要です。

観察するポイント

次に一般的な観察ポイントになります。

  • 頭部:頭部は胸郭上に位置する・顎関節は中間である
  • 頸部:頸椎は過前弯、扁平はない・頸椎胸椎の連結に変形がない
  • 肩:内旋、外旋がみられない
  • 胸郭:過度後弯、扁平がない・挙上、下制していない
  • 腰椎:過前弯、扁平がない
  • 骨盤:ASISと恥骨結合が同じ垂直面上にある
  • 膝:屈曲、伸展していない
  • 足部:正常な背屈がみられている

などがあがります。

言われてみれば当たり前ですが、まずは当たり前なことから見直していきます。

垂直線の定義

ここで紹介している垂直線とは

垂直線:重心線を示します。

    身体重心から支持基底面内へ走る垂線のこと。

    身体重心は第2仙椎の前方に位置しています。

    しかしながら、姿勢観察のポイントは

    垂直線との関係性よりむしろ、左右差を見ることに主眼を置くことが多い

骨盤の正中位とは?

臨床では良く骨盤のアライメントを観察することが多いかと思います。

骨盤の正中位の確認をします。

後方から観察した場合:左右の腸骨稜、PSIS、坐骨が同じ高さである

側方から観察した場合:ASISと恥骨は同じ面に位置している

ASISとPSISとの関係:ASISとPSISを結んだ線は傾斜15°以内である

以上が骨盤の正中位の定義となります。

教科書によって諸説ありますが、以下参考図書を載せておきます。

参考図書

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